沿岸域における湿地の保全

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世界の人口の23%、世界中の大都市の60%が、海岸から100キロメートル以内の低地に存在することを考えると、沿岸域やデルタの湿地への重圧は、ますます大きくなっていくと考えられます。干拓によって失われた中国の黄海沿岸の干潟、石油・ガス産業が重大な環境悪化を引き起こしたナイジェリアのニジェール・デルタのマングローブ、インフラ開発と河川改修により広大な土地が消失したアメリカのミシシッピ・デルタなど、さまざまな世界的に有名な湿地が、消失したり、劣化したりしています。

湿地の貴重な生きものやユニークな生物多様性のさらなる荒廃を食い止めるため、私たちは地域社会、行政官庁、民間企業と協力しながら、湿地の危機的状況を調査し、地に足の着いた現実的な保全の解決策を構築します。私たちは、衛星画像を使って、これらの湿地の状態と今後の傾向をマッピングします。いくつかの選択された湿地において管理計画を作成・実施し、湿地を脅かす開発はもちろん、遠く離れた海岸や上流部から派生する問題にも対処するため、明確な行動計画を打ち出します。私たちは、渡り性の水鳥にとって重要な湿地や、魚介類の産卵場所や生育場所として重要な湿地など、特に原生自然として価値がある場所に着目して活動します。