2021年にみられた藻場の変化

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1/18、環境省生物多様性センターのWebページに2021年度調査の結果概要を紹介する速報が更新されました!今年の調査では、特にアマモ場と藻場で注目される事象が確認されています。

 


アマモ場調査 速報閲覧(PDF)

<石垣伊土名サイト>
石垣島の吹通川河口部で見られるアマモ場では、「ウミショウブ」の被度が著しく減少していました。この植生の衰退は、アオウミガメの被食による影響であると考えられています。今年9月の調査では、ほとんどのウミショウブの葉は消失しており、根元だけの状態になっていました。


藻場調査 速報閲覧(PDF)

<伊豆下田サイト>
伊豆半島下田湾の支湾で見られる藻場では、「アラメ・カジメ(コンブ目)」の被度が著しく減少しており、海中林の縮小が懸念されています。この植生の衰退は、4年前の調査から確認され、今年10月の調査では、ほとんどの藻体の葉状部が消失し、茎状部のみになっていました。このような状態となった背景には、海水温上昇によってアラメ・カジメを食べる草食性魚類(アイゴやブダイ等)の摂食が活発化したことが挙げられています。



モニタリングサイト1000沿岸域(磯・干潟・アマモ場・藻場)調査は、2008年から開始し、全国「26か所のコアサイト」と「2か所の協力サイト」にて、毎年、同じ方法でモニタリング調査を実施しています。2021年は、14回目となる調査を実施し、各生態系における長期変化を捉え、自然環境保全のための基礎情報を得ています。

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