モニタリングサイト 1000 


重要生態系監視地域モニタリング推進事業について

 重要生態系監視地域モニタリング推進事業(以下「モニタリングサイト 1000」という。)は、2002 年 3 月に地球環境保全に関する関係閣僚会議にて決定された「新(第二次)生物多様性国家戦略」に依拠して、2003 年度から開始されました。2007 年 11 月に策定された「第三次生物多様性国家戦略」においても、重点的に取り組むべき施策の基本戦略の中で、国土の自然環境データの充実のためにモニタリングサイト 1000 の実施があげられています。

本事業は、全国の様々なタイプの生態系(高山帯、森林・草原、里地里山、湖沼・湿原、砂浜、磯、干潟、アマモ場、藻場、サンゴ礁、島嶼)に 1000 ヶ所程度の調査サイトを設置し、100 年以上を目標として長期継続してモニタリングすることにより、生物種の減少など、生態系の異変をいち早く捉え、迅速かつ適切な生態系及び生物多様性の保全施策につなげることを目的としています。5 年を 1 サイクルとし、2003~2007 年度(第 1 期)を調査設計、調査サイト選定、調査体制の構築、試行調査のための期間として位置づけ、2008 年度から本格調査を実施しています。また、2008 年 12 月にモニタリングサイト 1000 推進検討委員会を開催し、今後 5 年間の達成目標と具体的な活動計画を第 2 期行動計画として定めています。

モニタリングサイト 1000 全体の調査設計は、生態系タイプごとに定量性・継続性に留意して指標生物群を選定、調査方法を決定し、その定量的な評価により生物多様性及び生態系機能を把握するものです。調査の実施に当たっては、関係する研究者や地域の専門家、NPO、市民ボランティア等多様な主体の参加を得ており、このことは、調査の継続性を強化すると共に、迅速かつ精度の高い情報の収集及び利用を可能にしています。収集された情報は、蓄積・管理し、専用のホームページを通じて広く一般に公開することにより、国はもちろん、地方自治体、NPO、市民ボランティア、研究者、学校等において幅広く活用されることを期待しています。

 

日本国際湿地保全連合が担当する調査

沿岸域の「磯」、「干潟」、「アマモ場」、「藻場」の 4 つの生態系を対象とする沿岸域調査を 2008 年度から開始しました。モニタリングサイト1000 の沿岸域を対象とした調査としては、サンゴ礁調査、ウミガメ調査、シギ・チドリ類調査が先行していますが、本事業の主な調査対象は底生動物や海草・海藻です。本事業では、2007 年度から生態系ごとの分科会と、それらを束ねる検討会を設置し、調査サイトの選定、試行調査、調査マニュアルの整備等を行ってきました。2008 年度より、研究者の方々の協力を得て、本格調査を開始しています。

また、2009年度からは、「湖沼」と「湿原」の2つの生態系を対象とした陸水域調査も行っています。

本事業についてもっと詳しく知りたい方は、左記のリンクをご参照下さい。